キタコボアアップキット比較研究

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IGHTアアップ VS SPLボアアップ


ライトボアアップ SPLボアアップ
ライトボア専用ピストン SPL専用ピストン
ライト用ピストンピン SPL用ピストンピン
94ccシリンダー(共通) 94ccシリンダー(共通)
強化バルブスプリング SPL専用シリンダーヘッド
キタコハイカムシャフト
ガスケット
ピストンピンクリップ(共通)
ガスケット
ピストンピンクリップ(共通)
6.6馬力(ps) 8.4馬力(ps)


 現行ボアアップキットでの最大排気量を誇るキタコのTODAY/DIO系(AF61/AF62)ボアアップキット。
 ノーマルのシリンダーヘッドをそのまま使うことのできる『ライトボアアップ』と、大口径バルブ仕様の専用シリンダーとハイカムの付属する『SPLボアアップ』。

 どちらも同じ排気量ですが、その性能にはかなりの違いがあるらしい・・・。
 同系統のパーツ&高価なパーツのため、両方を同時に手にする人はあまりいないと思います。

 「なにがどう違うんだろう・・・?」と、どちらを購入しようか迷っている方、また、ライトボアからのバージョンアップをお考えの方など、ぜひ参考にしてみてください。

IGHTアアップ VS SPLボアアップ ピストンパーツ比較
 94cc化の心臓とも言えるピストン。
 ピストンリングは帝国ピストンリング株式会社が受注生産している。
 ピストンリングの製造会社の品番はライト・SPL共に352-1083001。

ライトボアアップピストン ライト+ノーマル+SPLピストン SPLボアアップピストン
解説:
 LIGHT用ピストンとSPL用ピストンですが、同排気量にもかかわらず、その形状はかなり違いがあります。
ライトピストンでは写真の通り、ピストンの上部は火山の火口のようにフチを除いて、全体的に一段くぼんでいるような作りになっているのに対し、SPLピストンの上部においては、逆に全体的に膨らんでいて出っ張っているような構造をしています。

 ピストンの写真上方向が吸気側、下が排気側に当たるのですが、ビッグバルブシリンダーヘッドを組み付ける関係上、SPLピストンの頭頂部はバルブが開かれた時に干渉しないように、バルブの形状に沿ってヘコみがつけられています。そのため、『ライトピストン(+シリンダー)+SPLヘッド』は(性能は別にして)組み合わせられますが、『SPLピストン(+シリンダー)+ノーマルヘッド』は組み合わせられません。ただ、シリンダーはライトもSPLも同じ物です。


IGHTアアップ VS SPLボアアップ シリンダーパーツ比較
 高温の94ccピストンが高速で往復するシリンダー。
 外側のひだひだ部分(フィン)が、放熱をして自らの温度を下げている。

ノーマルシリンダー ライト&SPL+ノーマルシリンダー ライト&SPLシリンダー(共通パーツ)
解説:
 次にシリンダーですが、ライトボアアップとSPLボアアップのシリンダーにおいて、形状・仕様は同じで、共通のものであることがわかりました。

 シリンダーの横にある細長い通気孔はカムチェーンテンショナーリフターの部分で、吸気や排気ポートではありません。基本的には全体的な大きさは同じで、ピストンの通る内径(=ボア)が太く開いている物です。クランク側には緑色のガスケット、シリンダーヘッド側には黒い金属製のガスケットが使われます。交換の際はノックピンをなくさないようにしましょう。


IGHTアアップ VS SPLボアアップ シリンダーヘッド比較
 4ストエンジンの要(かなめ)である吸排気バルブがあるシリンダーヘッド。キャブレターからつながる吸気ポートやマフラーへつながる排気ポートがあります。さらに、スパークプラグもエンジン内部に現れ、高圧・高熱を封印している役割りを担う重要パーツ。

TODAY系ノーマルヘッド ノーマル&SPLヘッド SPL専用シリンダーヘッド

〜 各ポート数値データ 〜

ノーマルヘッド
吸気バルブ:20mm
排気バルブ:16mm
吸気ポート:18mm
排気ポート:14mm
二次空気供給ポート:11mm

SPLヘッド
吸気バルブ:26mm
排気バルブ:22mm
吸気ポート:20mm
排気ポート:18mm
二次空気供給ポート:なし

解説:
 ライトボアアップキットには専用シリンダーヘッドは付属せず、50ccエンジンの物をそのまま使用します。それに対し、SPLボアアップキットには専用のシリンダーヘッドが付属し、その形状は各ポートの数値が表す通り、まさに別物。写真のライトボアヘッドには強化スプリングが入れてあります。これは自分で組み入れなくてはなりません(専用または特殊工具が必要)が、入れなくとも正常に動きます。SPLヘッドには購入時から専用強化バルブスプリングが超軽量大型バルブとともに組み込んであります。

 SPLの排気ポート側には二次空気供給パイプ用のポートが開いていません。二次エアーは使用しないので、ライトボアアップのようにパーツを入れ替えるだけではなく、チューブ類を説明書どおりにつなぎ替える必要があります。


IGHTアアップ VS SPLボアアップ 付属パーツ比較
 ノーマルからボアアップする際にはその他の付属部品にも注意してください。

SPL付属パーツ 解説
ハイカムシャフト

 SPLボアアップキットにはキタコハイカムシャフトが付属しています。ノーマルエンジンに取り付けても性能は向上すると思います。逆にSPLにノーマルを付けても壊れることはありません。

 ヘッドに組み付ける際には『バルブクリアランス調整』を必ず行ってください。9ミリスパナを準備しておきましょう。
ピストンピン

 ライトボアアップとSPLボアアップでは、コンロッド部分にピストンを固定するピストンピンの長さが異なりました。

 写真は左から「ライト」「ノーマル」「SPL」です。
ガスケット類

 ピストンやシリンダーの太さが異なるため、ノーマルの物とはサイズが違います。ライトとSPLのガスケットは同じサイズの物でした。
解説:
 他にもピストンピンクリップやマフラーガスケット、テンショナーガスケット、ピストンリングなどが付属していると思うので、なくさないようにしましょう。


IGHTアアップ VS SPLボアアップ
 取扱説明書のキャブセッティングはMJ70〜75(ノーマル72)、SJ35(ノーマルと同じ)とあります。
 パワーはSPLが上ですが、ライトキットにはコストパフォーマンスとしての魅力が十分にあります。その時の予算に応じて選択をするとよいと思います。

キタコ/ ライトボアアップキット94cc

← シリンダーヘッドにノーマルヘッドを使えるため、安価に排気量を倍増できるハイコストパフォーマンスキット。高回転時の動きに追従できる強化バルブスプリングも入っている。
キタコ/ SPLボアアップKIT

← ビッグバルブと大径ポートを採用。燃焼室形状を最適化したSPLシリンダーヘッドを付属したSPLボアアップKIT。SPLヘッドの燃焼室形状に合わせたピストンヘッド。

 二輪免許はあるのに原付しか持っていない方は50ccにこだわる必要はありません。
 ボアアップを施したら原付2種ナンバーの申請をして初めて公道を走行できるようになります。
 バイクの税金もほとんど変わらないので、40キロで速度を気にしながら乗り続けるよりも、早めに取り付けて堂々と60キロバイクとお付き合いをしませんか?

 原付改造パーツは車種によって様々なものがあります。愛車のパーツも探してみましょう。


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4スト原付スクーター改造補足解説
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ボアアップ
 ボア(bore)=内径・口径。エンジンのシリンダー・ピストンの口径を大きい物に交換し、排気量を上げ、パワーを上げる改造方法。

 50ccの原付所有者はボアアップを施すと、原付ではなくなるため、自動二輪免許所持や原付2種ナンバーに変更する必要があるので、特に注意しましょう。

免許があれば早めに
 買ったばかりのトゥデイ、性能に不満のあるまま「買ったばかりだから」と、パーツ交換をためらっていませんか?

 一万キロ乗ってから・・・ではなく、乗ってて楽しいスクーターをこれからの一万キロを走りませんか?

各社のボアアップキット
 キタコからはライトボアアップ、スペシャルボアアップキット、タケガワからはSステージボアアップキット、それにハイカムやビッグキャブなどがセットになった+αのものが出ています。(AF61トゥデイの場合)

別格車両へ
 今までの非力なトゥデイを知っている人にとっては本当に喜びのエンジンパワーに。そして、小型・中型自動二輪を知っている人にはそれなりの感動が。(笑)

94ccと81ccトゥデイ
 どちらが速いか・・・イメージ的には94ccの方が速そうに感じられるが、フルチューン状態だと81ccの方が速いかもしれません。

 ピストンの口径が小さいほどエンジンは高回転が可能になるからです。排気量=加速力(パワー)であって、=最高速ではありません。

キタコ・ライトボアアップ
 94ccのため、一般的にはピンク色のナンバーとなります。ノーマルのシリンダーヘッドを利用し、交換するのはシリンダーとピストンのみ。

 強化バルブスプリングも入っていますが、取り付けるには別の専用工具「バルブスプリングコンプレッサー」が必要です。

 スプリングは変えなくてもよく走るそうです。同じ94ccでもSPLキットの方がエンジン性能は高いようです。

 SPLのシリンダーヘッドを後から別個に組み付けることはできないのでご注意ください。

キタコ・SPLボアアップ
 94cc専用シリンダーヘッドの付属したスペシャルボアアップキット。吸排気バルブやポートも最適化された専用ヘッドのため、キタコトゥデイ最強基本エンジンとなるでしょう。

タケガワ・Sステージキット
 81ccのため、一般的には黄色ナンバーとなります。排気量はキタコのものより小さいものの、その分、ピストンが軽い。

 そもそもボアアップで排気量がほぼ「倍(50cc→94cc)」になるバイクは珍しいようです。

 普通は数〜数十%増であるのが一般的なボアアップのようなので、81ccはタケガワの弾き出した理想的な数字なのかもしれないですね。

4スト原付改造パーツ
ZOOMER ズーマー系
 AF58
TODAY トゥデイ系
 AF61/AF67
Dio ディオ系
 AF62/AF68
SCOOPY スクーピー系
 AF55
VINO ビーノ系
 SA26J/SA37J
VOX ボックス系
 SA31J
JOG ジョグ系
 SA36J/SA39J
ADDRESS アドレス系
 CA44A
LET'S 4/LET'S 5 レッツ系
 CA45A/CA47A
チョイノリ系
 CZ41A

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